ソフトクリーム+モナカ。新しく開発された商品を洋菓子の雰囲気に
Client:白水舎乳業・夢みるく Director & Photo :三輪浩治

成果品の画像。
ソフトクリームのフワフワ感が上手く表現できたと思います。背景を思い切って水色にして、商品の白が映えるようにしました。
スタッフさんが「あ〜美味しそう」と言ってくれたのはとても嬉しかった。

商品撮りの打合せ。
この段階で背景は濃い色にすることを決める。商品配置はこの位置になった。

ふっくらしたカーブがイイ感じのミルクピッチャー。オリジナルの背景紙。左からミルク、コーヒー、ミルク+チョコのミックス。この段階で皿は透明にするか白にするか決めかねる、特に透明は仕上がりが読めず不確定要素が多い。それでも透明皿7種、白皿6種は購入した。

前日に事務所でテスト撮影。
背景を黒・白・オリジナル色でやってみた。背景が黒は白い商品が非常に目立つが和風のイメージになってしまう、しかも古くさい感じ。白に期待をして撮影したが、モナカのベージュやソフトクリームの白との分離ができず、弱々しい仕上がりになった。
毎回色を考えなければならない、オリジナル色の背景が良好。洋菓子風に仕上がるし、透明皿とのマッチングが見事。
シンプルに仕上がりそうだったので、背景紙の中央は明るい円形にして、背景紙に表情を持たてみた。
テッシュをソフトクリームの代わりにテスト、白トビしないか確認した。

撮影開始。
ショップへ出張撮影。複数ストロボ使用。
事前に練習していたから、最小の機材で挑むが光量や位置の微調整は時間がかかる。

ソフトクリームの「盛り」が鋭角になっていたので、バランスのとれた「盛り」にするための打合せに使ったスケッチ。

「盛り」はこんな感じ。
モナカの中身はこれだけタップリのソフトクリームが入ってるぞ。

コーヒー味。
背景の明るいブラウンによくマッチしている。コーヒー豆大きくて太くスジが入ったものだけを選別済み。

ミルク+チョコレート。
背景紙は白に茶色の筆書きで表現した。新しい感じが出たと思う。

チョコレート。
板チョコは “山” で割れない、特別な板チョコを5枚準備していただいた。材料の中心になる牛乳、実は生乳から作られているのが大きな特徴。そのためにピッチャーに牛乳を入れて一緒に撮っている。

今回の撮影の大トリ、イチゴ。
生のイチゴが入手できるギリギリのタイミング、撮影日はこのために組まれた。
やはり生の色やツヤは綺麗でちから強い。
撮影が終了し、以降WEBやPOPに展開するらしい。