生賴範義(おおらい・のりよし)氏の記録を冊子に、未発表の下絵や初出しのアトリエ画像も沢山。
Client: みやざき文化村 Director: オーライタロー Editor: 一般社団法人 生賴範義記念みやざき文化推進協会 Photo & Design: 三輪浩冶

1935年の生誕から2015年の没、そして2018年の上野の森美術館での展示まで記録をコンパクトな冊子の編集デザインです。
2020年「生賴範義展/創作の軌跡と秘密を探る」の入場者に無償で配布されたもの。
小さくても内容は濃厚。研究でさらに分かってきた生賴氏の足跡をはじめ、総数81点にも及ぶ原画や作品や画像を掲載、存命中2013年に撮影された貴重なアトリエ写真も初めて公開しています。
デザインは生賴氏の濃厚な世界観を再現すべく、全ての頁を作品や下絵で覆っています。また全盛の1980年代の出版の雰囲気を出すために、ぼかしや影文字などを使わず、シンプルなフォントで構成しました。
生賴範義はどんなストーリーを描いた人物か。知りたい方は是非味わって貰いたい一冊です。
