©生賴範義
魅力的で快適な本を作るために、特に以下の点を大切にしています。
著作者らしさの表現
内容が分かる表紙デザイン
上質な文字組
多重チェックでミスを減らす
全体的に読みやすく
また、最も大切にしているのは、お客様と一緒に作り上げること。お客様の意見や要望を取り入れ、一緒に最良の本を作ることを心掛けています。
また、図録用に限らず、絵画などの撮影も行っております。こちらも詳しくはお気軽にご相談ください。
真っ白から始まる、本作りのスタート。
書籍デザインが始動するとまず開く教科書。
縦組の参考は「組み版ルールブック1989年版」。横組みや画像が多いときは1980年頃に入手したドイツ語の書籍デザイン本の複写(タイトル不明)。
どちらも古典みたいな教科書ですが、文字の組み方や余白の使い方に困ったときの解答がここにあります。キレイな紙面や文字組にするために先人の知恵を拝借します。
ブックデザインの実績
Achievements
©生賴範義
『生賴範義 THE ILLUSTRATOR』(2014)
●発行:宮崎文化本舗 ●発売:生賴範義実行委員会 ●ディレクター:オーライタロー ●発行人:石田達也 ●原画撮影・編集デザイン・装丁:三輪浩治
生賴範義展の図録140頁。
高校の時から氏の熱烈なファンでした。だから、参加が決まったときはじんわりと嬉しかった。
膨大な原画を何日も撮影し、その後現像する日々。編集デザインのチェック&ゴー。今まで身につけた技術を燃やし続けた10ヶ月間でした。
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『生賴範義Ⅱ 記憶の回廊 1966-1984』(2015)
●発行:宮崎文化本舗 ●発売:生賴範義実行委員会 ●ディレクター:オーライタロー ●発行人:石田達也 ●原画撮影・編集デザイン・装丁:三輪浩治
展覧会第2弾の図録、前回の2倍超える超弩級の300頁。
高校3年1982年、氏のアトリエを訪れた際お土産に氏が描いた「マッドマックス」のチラシを頂いた。それから30年後、その原画を見て、撮影して、デザインに関われたことにとても感謝しています。
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『生賴範義Ⅲ THE LAST ODYSSEY 1985-2015』(2016)
●発行:宮崎文化本舗 ●発売:生賴範義実行委員会 ●ディレクター:オーライタロー ●発行人:石田達也 ●原画撮影・編集デザイン・装丁:三輪浩治
展覧会図録は1980年代の編集デザインを強く意識しています。それは、氏が「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」や「ゴジラ」などを手がけた時代であること、また当時の図録が人手作業中心が故のシンプルなデザインが多かったことが理由です。これが作品を引き立てると考えました。
私がデザインを始めたのもこの頃。
©生賴範義
『生賴範義 THE ILLUSTRATOR』(2016)
●発行:宮崎文化本舗 ●発売:生賴範義実行委員会 ●ディレクター:オーライタロー ●発行人:石田達也 ●原画撮影・編集デザイン・装丁:三輪浩治
兵庫県明石での展覧会用の図録。氏が生まれ育ったのがこの地だそうです。
現地へ行って原画を鑑賞した、素晴らしい! 明石名物たこ焼き、出汁に浸けて食べるのは初めてでドキドキ。
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『生賴範義 THE ILLUSTRATOR』第2刷(2018)
●発行:宮崎文化本舗 ●発売:生賴範義実行委員会 ●ディレクター:オーライタロー ●発行人:石田達也 ●原画撮影・編集デザイン・装丁:三輪浩治
上野での展覧会のための図録。
私も上野の森美術館で原画鑑賞、流石に多かった観客数。折角なので近所で日本酒を堪能し、浅草でどぜう鍋を味わいました。
©生賴範義
『生賴範義 THE ILLUSTRATOR』第3刷(2018)
●発行:宮崎文化本舗 ●発売:生賴範義実行委員会 ●ディレクター:オーライタロー ●発行人:石田達也 ●原画撮影・編集デザイン・装丁:三輪浩治
札幌での展覧会のための図録。
札幌で見る原画はどんな感じだろうと北海道へ初上陸、やはり素晴らしかった。ついでのジンギスカンとスープカレーは旨かった。
©生賴範義
『生賴範義 拾遺集』(2016)
●発行:宮崎文化本舗 ●発売:生賴範義実行委員会 ●ディレクター:オーライタロー ●発行人:石田達也 ●原画撮影・編集デザイン・装丁:三輪浩治
展覧会で発表できなかった作品などを集めた図録125頁。拾遺集=しゅういしゅう。
白地を生かした爽やかな表紙や本文デザイン、原画の一部を撮り下ろした画像を扉に使うなど、従来の図録とは異なる雰囲気に。
©生賴範義
『生賴範義展 創作の軌跡と秘密を探る』(2020)
●発行:みやざき文化村 ●ディレクター:オーライタロー ●発行人:石田達也 ●原画撮影・編集デザイン・装丁:三輪浩治
小型の記念誌A5版52頁。
背景に氏の描いたクロッキーを敷き込みました、どの頁にもドローイングが味わえるデザイン、小さな冊子でも見応えあります。観覧者がなかなか高年齢なのを考慮して文字を大きめにしました。私も読みやすい。
生賴氏の画像数は膨大、ひーむーみーでは間に合わずカウンターで数えます。
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図録3冊用収納ケース『生賴範義 THE ILLUSTRATOR 1962-2015』(2016)
●発行:宮崎文化本舗 ●発売:生賴範義実行委員会 ●ディレクター:オーライタロー ●発行人:石田達也 ●装丁:三輪浩治
強固で豪華な図録用ケース。生賴範義、生賴範義Ⅱ、生賴範義Ⅲの3冊が入ります。
右は収納ケースのデザイン案。豪華な金や銀、生賴グリーンを意識したメタリック緑などを試作。結果、作品を全面に配したデザインに決定。両面合わせて42点の作品が載っています。
『みやざきの自然災害』
●発行:一般社団法人みやざき公共・協働研究所 ●編集:鈴木幸子 ●デザイン監修と装丁:はにわ広告事務所 ●編集:三輪浩治
10年程前に編集に参加しました。古今の災害の本。この本の通りに災害が頻繁に起こるようになるとは当時は思いませんでした。災害も様々な種類があるので、扉を付けて見やすく。小口にガイドを付けて、イザの時に検索しやい工夫をしました。
ブライダル衣装カタログ
●発行:SHIMADA ●編集と装丁:三輪浩治 ●文章:﨑田さおり
膨大な数のドレスを分類し、ジャンル毎に扉を付け、見やすくしました。独自の特集も作って見応え、読み応えのあるカタログに。
ブライダル衣装カタログ Men’s
●発行:SHIMADA ●編集と装丁:三輪浩治 ●文章:﨑田さおり
かっこいいメンズのカタログ。何度も見て頂きたいのでマットラミネートで耐久性と手触りをイイ感じにしました。
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『たてもの放浪記』
●発行:生賴制作所 ●著者:オーライタロー ●編集と装丁:三輪浩治 ●作品撮影:鈴木賢一写真事務所
オーライタロー氏の初作品集の編集と装丁。油彩や版画で描かれた建物が多数掲載されています。編集時に、愛情込めて描かれた建物の画像を見るのがとても楽しかった。
自身の手描きタイトル「たてもの放浪記」が送られてきてその味わいにもビックリ。氏のセンスに脱帽です。
原画が生きるように白地を使ってデザイン、手触りの良い紙を使って趣深い作品集に仕上げました。
BASEで販売中 2,200円(税込)
生賴制作所 https://orai.thebase.in
間違いが無いように何度も何度も確認すると、付箋の花が咲きます。
少数印刷の冊子も承ります
婚礼やイベントなど1冊から、撮影からデザインまでお受け致します。
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